包茎(ほうけい)とは、ペニスの亀頭部分が包皮に覆われ、露出しない状態の事を言います。
先端の包皮口が亀頭よりも小さく包皮をめくる事が出来ない状態の事を真性包茎(しんせいほうけい)。
又は、包皮をめくる事は出来るが常時、包皮が亀頭を覆っている状態の事を仮性包茎(かせいほうけい)と言います。
更に、仮性包茎で包皮の出口が狭い為、亀頭を露出した時に亀頭根部を包皮が締めつけたまま戻らなくなってしまい、腫れと痛みを生じる嵌頓包茎(かんとんほうけい)があります。
最もポピュラー言い方での「包茎」と言えば、主に真性包茎を指すことが殆どです。
包茎は、特に症状がないことが多いですが、嵌頓包茎の場合は締めつけにより血流の流れが悪くなり、亀頭の痛みや変色を伴う事があります。。
又、包皮口が狭いと排尿をする時に、包皮内に尿が溜まってしまい先端が膨らんだり尿が飛び散ったりする排尿障害が起こってしまう事があります。
この他、包皮と亀頭の間に恥垢と呼ばれる黄白色の垢が溜まってしまい不潔な状態が常時つづいてしまうというものなど、リスクは様々です。
包茎の治療法としては、主に手術療法となり、包皮を環状に切除して亀頭を露出させる環状切開術が一般的だと言えます。
手術は基本的に30分程度で完了し、日帰りが可能です。
包茎は排尿障害や亀頭包皮の炎症、尿路感染症などを起こしてしまう可能性もある為、気になる事があれば専門クリニックを受診する事をお勧めします。